留学の準備-大まかなスケジュール(2):資金編-


※本記事は、2010年~2014年にイギリス・ケンブリッジ大学の博士課程に在籍した僕の経験に基づいて2010年に書いたブログ記事を再掲載したものですので、現在における情報の正確性は各自で確認してください。

留学の準備-大まかなスケジュール(1):TOEFL編-で書いたとおり、留学を実現する為に必要な条件の一つに留学資金がある。短期の語学留学であれば、授業料・生活費を含め高々100万円あれば十分かもしれない。しかし、ここでの焦点は、学位取得を目的とした留学であるため、今回もそちらに注目する。

基本的な情報として、海外の大学の場合、入学許可の条件に資金の証明がある。さらに、多くの先進国において数年にわたる留学をする場合、VISAを取得する必要があり、このVISAの取得にもある期間内の資金の証明が必要となる。従って、事前に今後の授業料・生活費を準備はすること学位目的の留学生にとっての必須条件と言える。

では、具体的にいくら程度の金額が必要かというと、アメリカ、イギリスのいい所の大学では大まかに年間400万円~600万円必要であることが多い。これらには授業料のほかに生活費も含まれている。さらに、日本円で準備するならば、外貨であるため為替レートの変動も考慮に入れて多めに確保しないといけない。

両親がそれらの資金を出してくれる場合は全く問題ない。しかし、そのような環境にない学生も資金の確保は可能である。特に、大学院留学を目指すならば門戸は比較的大きい(それでも競争率は高い。。)。ちなみに僕も財団等からサポートを受けた。以下では、返済義務のない奨学金の内、学位取得目的の留学を目指すならば絶対に出願するべき奨学金を紹介する。

1.石坂奨学財団(https://www.keidanren.or.jp/japanese/profile/ishizaka/
2.村田奨学会(https://www.muratec.jp/ssp/
3.吉田育英会(http://www.ysf.or.jp/
※4.元々の記事には未掲載でしたが、船井情報科学振興財団というのもかなり良さそうです(https://www.funaifoundation.jp/index.html)。

上記の奨学金の願書受け付けはいずれも留学開始の前年8月~9月に行われる。さらに1.石坂と2.吉田に関しては学校推薦が必要なため、学内選考を考慮に入れると留学開始の前年7月には何かしらの行動を取る必要がある。詳しくは自分の大学の担当窓口に問い合わせると、思った以上に丁寧な回答が返ってくるはずである。上記3つの奨学金はいずれも授業料・生活費を全額(又はそれに近い額)を支給してくれるため、一つ取れれば資金面での心強いバックアップになる。しかし、残念ながら支給期間が2年以内の物が多いため、博士後期課程から留学をスタートする学生の場合は残りの期間のスポンサーも探さなければいけないかもしれない。いずれにしても、これらの奨学金は日本国内で取れる奨学金の中でも太っ腹最強系なので、獲得を目指すことは留学をスタートさせたいならばマストだと思う。

※ちなみに僕は上記のうち、1.石坂及び2.村田のみに応募した。理由は3.吉田の授業料が全額ではなかったから。

他にも留学先の大学が用意している奨学金がある。これらの奨学金の申し込みは大学により異なるので各大学のWebなどを確認したり、連絡を取り合っている(ハズの)希望指導教員に聞いてみるべきだと思う。一つ一つの奨学金の倍率は非常に高い一方で、チャンスはいたるところにあるので諦めずにチャレンジすることは大事だ(諦めることはそのあとで出来る)。海外で学位を取得した人というのは、行動力、勉強や研究の能力が優れていることはもちろん、このような資金などの環境を自分で作り出したからこそ凄いとも言える。

まとめ
1.海外で勉強するのは高くつく。
2.自分にお金がなくても留学資金の調達は可能。
3.あきらめない。← 一番大事かもしれない。。。

※これらの奨学金の情報は2009-2010年の物である。僕はウソは言っていないが各財団のWebにて直接確かめた方がいい(当たり前!)。


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