留学の準備-大まかなスケジュール(4):VISAの申請-


※本記事は、2010年~2014年にイギリス・ケンブリッジ大学の博士課程に在籍した僕の経験に基づいて2010年に書いたブログ記事を再掲載したものですので、現在における情報の正確性は各自で確認してください。

(4) VISAの取得

VISAの申請は留学する国によって大きく異なるため、ここでは学位取得を目的とする場合のイギリスの学生ビザ(Tier 4)について説明する。VISA申請については大きく変更することがあるので、事前にUKBAのサイトで確認する。2010年7月時点では以下のとおりだった。

申請手順
1.留学先から入学許可をもらう(語学・資金はクリアしている)
2.留学先大学からCASを発行してもらう(申請にCASの番号が必要)。
3.オンラインビザ申請フォームに記入する。
4.申請書類・証明書を準備する。
5.ビザ申請センターの予約をする。
6.申請センターへ行き、書類提出+指紋採取・写真撮影を行う(Biometric info)
7.後日、申請に用いた証明書とビザを受け取る。
※上記査証取得方法は、現在のものと確実に大きく異なりますので、必ず英国移民局にて確認してください。

申請書類とは、オンラインビザ申請フォームのコピーの他に、サインを書いたPBS Appendix 8 General Student self assessment formがある。必要な証明書は各自異なるが、基本的にはATAS(後述)、すでに学位を有している場合はその証明書(日本の大学で発行。留学先の大学から何を証明書とするかの連絡が来る。僕の場合は修士号の証明書)、資金証明(後述)、留学期間中有効なパスポート、写真などである。語学留学の場合は最低限の英語は使えるという証明がいるらしいが、学位取得を目的とする場合、入学許可が下りた時点で語学力は問題無いと見なされるので、語学に関する証明書は必要ない。また、入学許可書はCASを通じて確認できるため、添付する必要はない。全ての証明書のコピーも一緒に持っていかなければいけない。ちなみにUK VISAの申請は新学期の開始3か月前よりも後からでないと申請できない。VISA申請にかかる費用は3万円弱(支払は日本円)である。

・ATAS(Academic Technology Approval Scheme)について。

ATASとは大量破壊兵器の拡散に用い得る知識や技術を悪用しませんよ漏らしませんよという確認みたいなもので、留学先大学で行う研究内容によって、ATASを申請しないといけない場合がある。特に理系なんかではほぼすべての留学生が申請する必要があり、申請した後に送られてくるメールに添付されているpdfファイルをコピーしてATASの証明書とする。ATASの申請のタイミングはconditional offerが来た時点で出来るので早いうちにやってしまおう(大学からそのように指示があるはず)。

・資金の証明

大学から入学許可をもらう場合と異なり、VISA申請で必要な資金力とは、数年にわたるコースでは始めの9か月分の生活費と初年度の授業料のみである。具体的にはロンドン以外で5400ポンド以上+授業料、ロンドンでは7200ポンド+授業料である。奨学金から支払う場合はそのoffer letter、親や自分の貯蓄から支払う場合は、必要額が28日以上連続して入金してある状態の口座の通帳(口座が日本語なら業者に英訳してもらう。翻訳者の署名と連絡先なども提示する必要がある。残高証明は28日うんぬんが書かれていないためダメらしい。僕は経験がないので分らない。)。奨学金のoffer letterには支給金額(全額の場合は全額と書く)と支給期間も記入されていなければいけない。奨学金を取っておくと、こういうところで楽チンである。

僕はVISA申請を7月上旬に行って、1週間ほどでVISAを受け取ることができた。しかし、時期によって申請にかかる時間は違うし、書類不備などで落とされることも多いらしいので、1回くらい落ちても大丈夫なくらいの余裕を持って申請しよう。僕が申請した時も何人かの人が書類不備などで落ちたらしく再申請しに来ていた。

・VISA取得後

VISAを取得したら留学先の大学へ連絡しよう(そのように指示がある)。いつ留学先へ到着すればいいのか、新学期はどういう流れかなどの情報を送ってくれる(と思う)。飛行機のチケットも取ろう。ちなみにANA、JALなどの日系航空会社は片道の場合の割引が基本的には無く正規料金でしか買えない(べらぼうに高い!)。従って、渡航には海外航空会社を使うことになるだろう。


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